指導者の皆様へ
スイムブレースは、ドリル、フォーム、ストローク練習で使えます。スピード、ハード練習には向きません。
※初めてお使いになる時は、クロール、背泳ぎ、スカーリング等のドリルからはじめることをお勧めします。例えば50mx8回x1分でフォーム練習をする時は、2本つけて、2本外すというように、交互にやると運動学習になります。スイムブレースを外しても5分程度は水感が持続しますので、5分で泳げる距離または時間でストローク練習にすると良いと思います。スカーリングと組み合わせると、筋トレとしても使えます。
「水が掴めない、スカスカする、サイズが合わない」選手への説明
水が抜けて感じる部分は、筋活動があるのに、水を感じれない部分。すなわち、ストローク中で水を掴めてない部分です。スイムブレースをつけることによって、筋活動は絶対起こる(人間共通の部分に作用するので)ので、かけてない部分をより際立たせることができます。
プールサイドで、上からフォームだけ見れば明らかに変わっているはずです。本人の感覚と、上からの見た目にギャップが出ることで、気づきに繋がります。スイムブレースを外した後の感覚が良いのは、こういう理由からです。この器具は、水を掴めても、掴めなくても発見があるのです。
推奨サイズ表をご参考に選手の手にあうサイズ、着用パターン(ABC)をお試しください。
この器具の良いところは、器具をつけることによって、筋活動は絶対起こる(人間共通の部分に作用するので)ので、水が抜けて感じる部分は、筋活動があるのに、水を感じれない部分。すなわち、ストローク中で水を掴めてない部分を、より際立たせることができると考えています。着けても、何も感じない人は、かけてない部分をスイムブレースが目立たせてると考えてください。フォームだけ見れば明らかに変わっているはずです。そのため外した後の感覚が良いのです。この器具は、水を掴めても、掴めなくても発見があるのです。先生方の指導のお役にも立てると思っています。ぜひご活用ください。
指導者の皆様からの質問にお答えします
初めて使用する選手が泳ぐ時、挟むということに意識しすぎていて違う腕の部分に力が加わっています。
(腕が痛いと言った声も少しありました)説明の中でどのように選手たちに伝えるのが正しいのでしょうか。
初めて使用される方は、慣れるまで違和感があると思います。ここについては慣れていただくしか無いというのが正直なところです。痛みが出る場合は、場所と出かたにもよりますが、無理に勧めることはできません。しかしながら、フィンつけてもスネや足首が痛くなりますし、パドルつけても肩が痛くなったりします。スイムブレースは他の道具と違って、自分がコントロールできる力以上の負荷はかかりませんので、安全性は高いと思います。
小学生低学年の選手に案内する際のキャッチフレーズのような言葉はありますか?実際説明をして装着してもらいましたが、理解が難しいようです。
小学校低学年では、スイムブレースの効果を説明しても理解できないと思います。小学校低学年の方には、本人というよりはコーチに向けて、集団指導の質を高める目的で、使っていただくのが良いと思います。
普段、練習中にコーチが
「肘を立てて泳ぎましょう」
「指先を下に向けて」
「大きなボールに乗っかるように手を伸ばしましょう」
というように、色々な言葉を使ってコーチが思い描くフォームを獲得させようとしています。
スイムブレースを装着してもらいながら、先程のような言葉を使って指導すると、ストロークに関係する筋肉が使われやすくなることで、コーチの指導が動作に結びつきやすくなります。スイムブレースは、コーチが考える泳ぎを下支えする道具だと思います。
なので、コーチが選手に道具の効果を説明する必要はありません。(まだ理解が難しい低学年は特に)
コーチは泳ぎ方の説明を選手にすれば良いと考えています。
スイムブレースの使用方法や、スイムブレースを使った指導方法など、疑問点やお気づきの点がございましたら、お問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。